現在持ち物検査において主流になっているのが非破壊検査です。この技術は赤外線が物体を透過する性質を利用し、調べたいものに対して広範囲に照射することで当たった光線が輪郭として現れることで中身を調べられます。非破壊検査が無かった時代は金属探知機で調べるだけが手段だったが、それでは薬物の入れ物や液体製の爆弾などの危険物を発見できなかったのです。そこで赤外線を照射して調べる非破壊検査が導入されることで、先に言った金属と関係ない危険物も対処できるようになります。

そして持ち物検査を主に使用されていた非破壊検査ですが、現在では小型化に成功し食品や鉱物の発見に役立っているのです。食品については、その赤外線の中を通すことで異物が混入していないかそして数が少ないや形がいびつなものがないかを開封して確認しなくて済むので手間省きと品質保持に使用されています。そして鉱物の発見については、見た目には医師であるものでも実は中身には宝石や貴重な化石などがある場合があるのです。これまではハンマーなどで砕いた上で発見するのが主流だったが、熟練の人以外がハンマーなどで壊す作業をすると折角の貴重な中身ごと破壊してしまう恐れがあります。

そこでハンマーで壊す前に、非破壊検査に通すことで中身の所在と正確な位置がわかるので中身が無いものはそのまま放棄しあるものはいちが分かっているのでその周辺部分を丁寧に壊すことで安全に取り出すことができます。