非破壊検査と言うのは要するに調べようとするものを壊す事、破壊する事なく調べる方法になります。そうした方法はいくつかありますからその総称であると言っても過言ではないでしょう。いくつか方法はありますが赤外線サーモグラフィと言うのがあります。赤外線サーモグラフィと言うのは物体の表面の温度などを見たりする事が可能です。

さらには温度変化から内部の状況を確認したり、推察したり、調査する事が出来るようになっていますから、非破壊検査の一つの方法として確立されているものであり、そこまでコストがかからないという点もかなり優れていると言われています。発熱をしない対象物であっても外部から熱を加えることによって変化をみるという方法もあります。或いは逆に冷やす、と言う事もやり方の一つとなっているのです。加熱とは輻射熱、超音波による振動エネルギーなどなどやり方は様々ではあるのですがどのように変化するのかと言う事で状態の確認をする事が出来るようになるわけです。

熱を加える事が許されないような物質などにおいてはこの手の非破壊検査は駄目となります。しかし、例えば振動を検知したり、或いは水分量から、と言ったようなやり方もありますから、一つの事ができないからといって絶対に出来ないわけではないのです。ちなみに非破壊と言うのは本当に微塵も破壊をしない事になります。欠片でも削って調べるのであればそれは非破壊と言う定義からは外れる事になるのでする